1年間の「潜伏」を終え、再び牙を剥く
15kgのダンベルを1セット35回、8セット。この「1年2.5kg」の公式に従い、私はこの1年間、ただひたすらに15kgという重さを自分の骨に、腱に、そして細胞の一つひとつに浸透させてきた。
傍目には停滞に見えたかもしれない。だが、これは「潜伏」だ。
かつて12.5kgで首と腰を砕かれたあの苦い経験が、私に「真の準備」とは何かを教えてくれた。15kgがもはや重さを感じさせない「羽」のように感じられる今、身体の内側から、次なるステージへの渇望が静かに湧き上がっている。
17.5kg。それは5kgから始まった旅の「極北」
4月。新しい年度の始まりと共に、私の書斎(ジム)には17.5kgの鉄塊が鎮座する。
5kgから始めたあの頃、この重量は「選ばれし強者」だけの数字だと思っていた。50代の自分が、ましてや自宅で一人、怪我もせずこの領域に足を踏み入れるとは想像もしていなかった。
17.5kg。それは、単なる2.5kgの加重ではない。53歳から積み上げてきた6年間の、私の「自律」の総量だ。かつての自分を裏切り続け、自己嫌悪に沈んでいたあの男には、決して届かなかった聖域(フロンティア)だ。
怖れはない。ただ「馴染ませる」準備はできている
かつてのような焦燥感はない。「早く結果を出したい」という若気の本能は、6年という歳月が磨き上げた「智略」によって完全に統制されている。
4月から始まる1年。私はまた、この17.5kgという新しい隣人と、毎日、静かに対話を重ねるだろう。
最初は重く、冷たく、拒絶されるかもしれない。だが、1年後の4月、私は再び「楽にこなせるようになった」と笑っているはずだ。
慕ってくれる彼女に、そして何より、自分自身に。
「私はまだ、進化を止めていない」――その背中を見せるために。
……4月の風が、新しい挑戦を告げている。
私が6年かけて辿り着いた、この17.5kgの重み。可変式ダンベルという『調整の自由』がなければ、二度の崩壊を乗り越えることはできなかった。
そうだろう?
さて、準備はいいか、
もし迷いがあるなら、
[前に戻って(1レップ・ダウン)] 己を鍛え直してほしい。

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